「Value up NISEKO road to 2030」 プロジェクト第一弾
ニセコユナイテッド で最も輸送実績 のあるリフトを最新型ゴンドラへ刷新
2024年冬シーズン より 運行開始予定

東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡田正志) 、 東急リゾーツ&ステイ株式会社(本社 :東京都渋谷区、代表取締役社長: 粟 辻󠄀 稔泰 は、 「 Value up NISEKO road to 2030」 プロジェクト( 以下、「本プロジェクト」)第一弾の取り組みとして、北海道 倶知安町にて経営 及び運営管理する スキー場、ニセコ東急 グラン・ヒラフ(以下、「当スキー場」) において、 2024年 冬シーズンの 運行開始に向け 「 エース第2センターフォー」(以下、「センターフォー」)の架け替えを決定いたしましたのでお知らせします。

リフト更新の背景

「JAPOW Japan+Powder+Snow 」としてニセコのパウダースノーは世界のスキーヤー・スノーボーダーから認知され、国際的なスキーリゾートとなりました。 2030年度に向けて北海道新幹線の延伸や、高速道路開通、ラグジュアリーホテルの開発など、世界に誇るリゾートとしてさらなる期待が高まっている場所でもあります。一方で雇用問題や繁閑差による商業・滞在機能の低下などスキーシーズン偏重における課題は多く、オールシーズンに向けた取組みが急務となっています。

当社グループにおけるホテル・リゾート事業のポートフォリオにおいて、ニセコは旗艦物件として位置付けてお り、本プロジェクトでは、今回のセンターフォー架け替えを皮切りに、その他スキー場関連施設・索道についても順次更新し、ゲレンデを活用したアクティビティや滞在空間の創出を通して オール シーズンにおける魅力づくりを進めて いき、地域の課題解決に取り組んでいきます。

日本最古のクワッドリフトが最新型ゴンドラへ

センターフォーは、1985年に運行を開始した 国内最古 ※1 のクワッドリフト で、当時のサンモリッツリフト社が経営するアルペンコースのメインリフトとして開業しました。メインストリートである、ひらふ坂やウェルカムセンターからも至近でアクセスも良く、スキーシーズンの朝には新雪のパウダースノーを求めて、運行開始前から長蛇の列ができるなど人気のリフトとして、長年愛されてきました。 ニセコ ユナイテッド 2において 最も輸送実績があり 3大動脈的役割を担うセンターフォーですが、築 30年以上を経過し、また国際的リゾートを目指すニセコにおいて中枢を担う索道として、本更新によりスキー場全体のイメージの刷新、ゲストの快適性向上、輸送能力の向上を図ります。また 4名乗りリフトから 10名乗りゴンドラへ生まれ変わり、 1時間あたりの輸送量がこれまでの 1,800人 /時から 2,800人 /時と大幅に向上するとともに、運転速度も従前の約 1.5倍 4まで向上し、これまで混雑していた営業開始直後やピーク時の混雑緩和が期待されます。

リフト架け替えに伴い、2023-24シーズン終了後に解体 工事に 着手 2022-23シーズン は通常通り運行。 解体 工事着手 前も運行に影響がない範囲で一部工事は先行して実施 予定)、 2024年冬シーズンに新ゴンドラを運行開始する予定です 。

※1国内初の 4人乗り自動循環式チェアーリフト第 1号機 https://ansaku.jp/publics/index/40

※2 ニセコアンヌプリ山の裾野に広がる、「 ニセコ東急 グラン・ヒラフ 」「 ニセコ HANAZONOリゾート 」「 ニセコ ビレッジスキーリゾート 」「 ニセコアンヌプリ国際スキー場 」 からなる 4つのスキー 場

※3 2004年「ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ(現ニセコ東急 グラン・ヒラフ)」開業からの累計

※4 旧リフト: :(スキーシーズン )4.0mm/秒→新ゴンドラ: 6.0m/秒

オールシーズンリゾートに向けて

ニセコ地域全体で推し進める、「自転車の聖地」に向けた取組みとして、ダウンヒル、フロートレイルといったマウンテンバイクのコースを備えたゲレンデアクティビティにも対応できるよう、更新されるゴンドラ搬器内にバイクラックを搭載予定。また羊蹄山を眼前に壮大なパノラマビューを楽しんでいただけるよう 360度スクリーンを採用。その他、ゲレンデ中腹における施設のリニューアルも計画しており、グリーンシーズンにおいては羊蹄山のビューを楽しめ、スキーシーズンにおいてはノンスキーヤーでも楽しめる新たなアプレスキーのスポットとなるよ うに計画を推進。

これまで、2016年にキング第 3リフト、 2017年にエースファミリークワッドリフトの架け替え、2019年にスキー場施設「マウンテンセンターアネックス」を新設いたしました。今回更新されるゴンドラを活用したオールシーズン化に向けた様々な取組みを計画、スキーシーズンだけでなくオールシーズンで幅広くご利用いただけるように取り組んで参ります 。

東急不動産のニセコ開発

  • 1963年 東急不動産、リゾート観光事業スタート
  • 1985年東急不動産がニセコ高原観光(株)の株式を取得、
    「ニセコひらふスキー場」「ニセコワイススキー場」の経営へ
  • 1992年 ニセコ花園スキー場開業
  • 2004年 ニセコ国際ひらふアルペンコースを統合、現在のニセコ東急グラン・ヒラフを開業
  • 2011年 ひらふスキー場リフト開設50周年
  • 2021年 Value up NISEKO road to 2030始動
  • 2022年倶知安町と「 スキーの町宣言 50 周年を契機とするオールシーズン型国際リゾートの形成に関する包括連携協定書 」 を締結