日本ハーモニー・リゾート株式会社 倶知安町と包括連携協定締結

2022年10月14日、倶知安町で新たな歴史が刻まれました。スキーの町宣言からちょうど50年の節目に、ニセコHANAZONOリゾートを有する日本ハーモニー・リゾート株式会社と、リゾートの所在地である倶知安町との間で包括連携協定が結ばれました。これにより、倶知安町及びニセコHANAZONOリゾートの相互連携を強化するとともに、オールシーズン型国際リゾートの発展に向けてより一層貢献してまいります。

倶知安町とスキー

倶知安町にスキー文化が伝来したのは、遡ること110年前の1912年。オーストリアのレルヒ中佐を隊長とする一行が羊蹄山滑走に挑んだことがきっかけとされています。 1964年には世界トップクラスのリゾート地であるスイスのサンモリッツ市と姉妹提携を結び、その後2度のスキー国体の開催を経て、 50年前の1972年に俱知安町は「スキーの町」を宣言しました。スキーは倶知安町の文化として根付くと共に、スキーの町宣言で”天与の宝”と表現される雪は、パウダースノーとして国内外多くのスキーヤー・スノーボーダーに愛され、今や倶知安町は世界に名を馳せる国際リゾートに発展しました。

ニセコHANAZONOリゾートの歩み

2004年11月30日に日本ハーモニー・リゾート株式会社が現在の東急リゾーツ＆ステイ株式会社からニセコ花園スキー場を買収し、ニセコHANAZONOリゾートの歴史がスタートしました。今でこそニセコを代表するマウンテンリゾートとなりましたが、当時はプレハブ施設や馬小屋などから成る、リゾートとはほど遠いスキー場でした。しかし「夢と希望」を強く持ち続け、地域の方の協力を得ながら現在の姿が築きあげられたのです。

時を経て、 2019年10月25・26日、Ｇ20の正式な閣僚会合として初めて実施するG20観光大臣会合の開催を受け入れるまでに成長。観光こそが世界経済の牽引役であり、持続可能な開発目標（SDGs）のすべてに貢献できる分野であるとの認識が共有されました。また、準備会合として同年5月24日に、高級実務者級会合がHANAZONO GOLFで開催されています。国際的な会合会場に選ばれたことで、ニセコエリアの存在感を高める極めて重要な会合となったことは言うまでもありません。

2020年1月には、パーク ハイアット ニセコ HANAZONOがリゾート内に開業。スキーイン・スキーアウトが可能で、ホテル客室はスイート9室を含む全100室、レジデンスは80室以上を完備するラグジュアリーホテルです。札幌のミシュラン3つ星レストランモリエールの別館「モリエールモンターニュ」他、 11のレストランやバーで美食も叶えています。 2022年10月にはミシュランガイドのホテルセレクションにも掲載されました。

昨年冬には、シートヒーター付き6人乗りリフトの架け替えや、イタリアのピニン・ファリーナのデザインによる10人乗りゴンドラの新設を行い、優雅な空中移動とナイタースキーを体験いただけるようになりました。この夏には、世界最大級のメガジップラインを含む”HANAZONO ZIP WORLD”の営業を開始。また、インスタレーション芸術家として世界的に著名なアーティスト、ブルース・マンローが制作を手掛ける”Mountain Lights”を開催し、昼夜を問わずお楽しみいただけるリゾートとして新たな1ページが開かれています。

未来へ

HANAZONOの開発は今後も続いていきます。 2015年に買収したニセコワイススキー場を、ニセコHANAZONOリゾートと直線距離で約2.3kmゴンドラで接続する計画があります。これによりHANAZONOのスキーエリアの拡大はもちろん、ニセコアンヌプリ山にまたがる4つのスキー場から成るNISEKO UNITEDがワイスホルン山麓にまで拡充する夢のような世界が待っています。

倶知安町では、高速道路の延伸が予定され、2030年度末までには北海道新幹線の開業も予定されています。倶知安ICの出口は花園地区に接続する計画になっており、インターチェンジ直結のリゾートとなります。また、新幹線の新駅からは車で10分、 HANAZONOが最寄りのリゾートです。高速道路と新幹線を併せた高速交通の大動脈が整い、国内外の観光客にとって好アクセスが実現されるのです。

日本ハーモニー・リゾート株式会社は、 HANAZONOの開発を通して雇用機会や経済的繁栄を生みだし、倶知安町に長期的に貢献することを約束します。倶知安町にとって誇れるリゾートとなり、そしてリゾートの存在が長期的な地域の発展の支えとなるよう、熱意をもって取り組みます。私たちはまだ発展途上の若い会社です。これまでの歴史を紡ぎ、新たな価値と共に皆さんと新たな歴史を刻んでいきたいと思います。