北海道新幹線の札幌延伸(2030年度末の予定)に向け、駅の利便性を向上させるため、建設主体の鉄道・運輸機構は道と共同で、地元の要望を集約する協議会の設置を各地で進めている。協議会が意見を集約するのは、2016年3月に開業した新函館北斗駅(北海道北斗市)を始め、新設される新八雲(八雲町)、長万部(長万部町)、倶知安(倶知安町)、新小樽(小樽市)の4駅周辺の商工業者らが対象で、駐車場などによる高架下の活用や有料待合室の設置、外国人観光客の対応についても議論する。

北海道によると、新函館北斗駅では、ホームの通路の狭さや、下り線到着時の駅構内の混雑など、利用者から指摘が相次いでいた。

(2018年6月7日読売新聞)