【倶知安】世界的なスキーリゾートとして知られる後志管内倶知安町の山田地区に12月、英語を話す医師や看護師が常駐する診療所が誕生する。山田地区初の医療機関で、急増する外国人スキーヤーのけがや急病に対応する。
名称は「ニセコインターナショナルクリニック」。木造2階建て延べ床面積約300平方メートルで、ニセコグラン・ヒラフスキー場から車で数分の道道(蘭越ニセコ倶知安線)沿いで建設が始まった。
同管内京極町の「ひまわりクリニックきょうごく」で働く師井(もろい)邦竹医師(38)が院長となり、非常勤の外国人医師1人と2人体制で診療にあたる。総合診療科の無床診療所で、エックス線などの各種検査が可能。受け付けから治療まで全て英語で対応できるのが特長という。今冬は12~3月のみ開院し、将来的には通年での開院を目指す。